メインストーリーの合間にスッと挿入される、
何とももどかしい、懐かしいリアリズムがスパイスになって、
自分の高校時代の記憶と映画が小気味よくリンクして深く入り込める。
それから、下手くそなバンドが練習を重ね段々と上達し、
最後のステージで爆発するって感じが、非常にリアルに描かれてると思った。
演奏のアラの残し具合が絶妙である。
女性がブルーハーツを歌うってのも、おいおい大丈夫か?と少々不安でしたが、
バンドのボーカルを務める韓国留学生役のぺ・ドュナがシッカリとやってのけてくれました。
初々しさもあり、微量の可愛さもあり、ラフさもあり、声量もあり、全く問題ない。
以前のCMであった宮崎あおいなんか目じゃない。
韓国語の訛りをとるのは大変だったんじゃなかろうか?
甲本ヒロトの弟、甲本雅祐氏が先生役で出演している構図も面白い。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 もう一度見たい!:★★★★☆ メディア:DVD 監督:山下敦弘 脚本:山下敦弘、宮下和雅子、向井康介 出演者:ペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織、三村恭代、湯川潮音、山崎優子、甲本雅裕、松山ケンイ、小林且弥、小出恵介、三浦誠己、りりィ、藤井かほり、近藤公園、ピエール瀧、山本浩司、山本剛史 撮影:池内義浩、近藤龍人 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。