3days (long stories)

4月 9th, 2012
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只今9日月曜日午前1時26分ですが、これから三日分の日記風メモを書きます。
が、コレこの通り面白くも得も無い、読まぬが花、読まぬが仏、
モニター画面で詰まらぬ長文を読む事こそ、IT時代最大のストレスフルな苦行でありますし、
貴重な月曜日が間違いなく無駄になりますので、
今すぐにこのウィンドウを閉じて仕事に戻ってください、
または満開の桜でも眺めに外に出てください。

近況は、やはりこの季節、花粉症持ちにとって、
街でテッシュを配るお兄さんお姉さんは菩薩に見える、と言うことでしょうか。

はい、イチ、ニのサンで、お仕事にお戻りください。それではまた明日。

——

6日、金曜日、この日が吉祥寺バウスシアターでの上映最終日。
一日一回午前11時15分からの公演『タケオ/ダウン症ドラマーの物語』。
まぁ仕事はいっぱしに立て込んでいたのですが、“仕事は二の次”精神を身につけようと鍛錬を重ねているワタシですから
今日この日この時、最後の上映を逃しては“仕事第一”精神の洗脳もなかなか解けないので、
自転車を飛ばして吉祥寺に向かいました。


『タケオ/ダウン症ドラマーの物語』
★★★★☆
 
何と言いますか、ダウン症候群または障害者がゆえのある種のひいき目、
もしくは「障害者でもイチ人間として同等に」というような健常者優位の上から目線、
または障害者ゆえの天才的な才能など、
ワタシまだ人間ができていなく畜生なので、即座にこんな事を頭でチラホラ考えてしまうのですが、
この映画、そのような小難しい議題お題目の心配は絶無で、
彼から発せられるリズムを聴いてしまえば、感じてしまえば、もうどうでも良くなってしまいます。
とにかく彼の畳み掛けるような密度の濃い、心身と直結したアフリカン・ビートとダンスに圧倒されてしまう。
本場セネガルのアフリカ人でさえも取り込んでしまうその説得力。
それから、コミュニケーション下手なワタシは彼のたぐいまれなコミュニケーション能力にひれ伏してしまいました。
「音楽=コミュニケーション」とか、良く耳にする決まり文句ではなくて、
純粋で生臭い人間同士の対話(上手く言葉にできませんが)にハッとさせられた訳です。
まぁこんな事は、ご覧になった方の大多数が言いたがることで、そこに何の独自性など無いのですが、
要するに所謂、一般的にイメージされる障害者モノでは無いと言うことです。

そんな訳で、映画を見終わってすぐ家に戻りまして、即仕事に取りかからねばならない状況でしたが、
ギターをケースからほぼ一ヶ月ぶりに取り出しポロリ〜ンと初めてしまって、完全に感化されたという感じです。
 
—–

同日の夕方「夜桜花見会があるので来ませんか?」という有り難いお誘いをいただきました。
が、ただでさえその日は『タケオ』を見に行ってしまったが為に、仕事が詰まっており、
「滅多に無い突然の誘いで飛び跳ねてしまう程嬉しいけど、今日は諦めよう…」と思ったのも束の間、
「Yさんも来るよー。」との連絡を受け、コレは絶対に行かねばならぬと
またもや仕事そっちのけで、夜桜花見会に向かいました。
と言いますのも、どうしてもYさんとお話がしたかった訳です。

以前ココにも書きましたが、Yさんはまさにサラリー戦士の鏡であり、そして信頼の出来る男、
そしてそして元警察官というそんじょそこらのお兄様方とは格が違う男でありまして
(仲間褒めは大変に無粋ですが今回だけはお許しください)、
彼とは某社の某プロジェクトを長らく(4年以上)一緒にやってきました。
その彼が今月でしばらく会社をお休みになり、必然的にそのプロジェクトからも一時退くと言うことになりました。
ワタシにとっては少々突然の事だったので、絶対に事の真相を聞かねばならなかった訳です。

彼は常にクライアントと私たち制作サイドとの間に立ち、
問題が起きれば常に制作サイドの一番の味方となり盾となって、
板挟み状態で躍起になって問題を調整していました
(そこにワタシはあぐらをかいて、良い調子に文句タラタラ甘えん坊でやっていた訳です)。
そんな彼が不在になり、今後このプロジェクトもどうなってしまうのだろうか?という不安はありますが、
まぁ、いろいろと彼からお話をお聞きして、彼の選択はもちろん間違いはないので、
ワタシは「ヘイ、マイメン!また一緒に仕事をしましょう!つーか、ちょくちょく飲みましょう」と考える事にしました。
彼とまたいつか仕事ができるかもしれないと、コレまた楽しみが増えたと言うことであります。

ちなみに、ワタシが現地に着いた時には夜桜の下ではなく、“魚民”の中での飲みに移動後でして、
まぁ通常の飲み会でした。

—–

7日、土曜日、さすがにこの日は仕事をやらないとマズい事になると言うことで
いつもより2、3倍ハイスペックな集中力を持ってして、
午前中から両手両足スムースに使いこなし必死のパッチでバッタバッタと順調に仕事をやっつけることに成功。
午後8時頃にはギターをまたポロリーンと奏でちゃうほどの余裕ができまして、
午後10時頃には仕事は気持ちよく片付き、ひと安心でDVD&アルコールのお決まりコースに流れ込みました。

—–


『フィクサー』
★★★☆☆

たまにやってしまうのですが、過去に借りた事のあるDVDを再度借りてしまうという間違い。
開始30分まで全く覚えが無く気がつきませんでしたが、だんだんと記憶がよみがえり
「あー、コレ見たわー。」となりましたが、そもそも記憶が飛んでしまってますので、
最後までしっかり見ました。詰まらない映画ではないので何故忘れてしまったのか不明です。

—–

8日、日曜日です。
本日最終日、滑り込みセーフで「アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue」展
(六本木21_21 DESIGN SIGHTで開催)に行きました。
去年から開催されていた展覧会でしたが、「まだ、いいか。まだ、大丈夫か。」
とか言っているうちに、結局最終日になってしまいました。

ワタシ少し期待をし過ぎたのでしょうか?
もう少しオリジナルプリントが見れるものかと思っていましたが、
オリジナルプリントは数点で、しかも写真のセレクションに纏まりも無く、「あれれ?」という印象でした。
もちろんマイケル・クロフォード氏のイラスト原画や田中一光氏のポスターなど展示はあり、どれも“ガン見”でしたが、
ワタシはやはりペン氏の写真を期待していたので少々トーンダウン気味でした。
ペン氏のラフスケッチもオリジナル(一点でも構わないので)が見たかったなぁと思いました。
今展覧会の一番のインパクトは、顔の何倍もするドでかい黒いお帽子をおかぶりになっていらっしゃった
沢尻エリカ風(恐らく本人)の女性が颯爽と美術館の通路を歩いていた、という事でしょうか。

—–


『アーティスト』
★★★☆☆

今夜友人との飲みの約束まで時間が空いたので、ココは六本木、トーホーシネマに向かいました。
ちょうど時間的に都合が良い「アーティスト」を選びました。
アカデミー賞で主演男優賞を受賞したという情報以外無しで望みまして、
全編モノクロで無声映画とは、ドストレートに面を喰らいました。
もう寝ずにはいられないと言った感じで、ワタシには通過ぎ渋過ぎ、何故ヒットしているのか分からない。
と書いてしまうと映画通の方々にお叱りを受けるかもしれませんが、
とりあえず「もうあのワンちゃん、可愛い過ぎ〜!」と女性のつぶやきがホウボウで聞こえる映画なことは間違い無さそうです。

—–

今夜、初体験。新宿大久保にて韓国焼肉作戦を遂行いたしました。
と言っても、目を付けていたお店は長蛇の列で入れず、仕方無く場当たり的に脇見を入った適当な店に決め
結果、焼肉は特に美味くもなく不味くもなく、驚きは皆無でございました。
でもまぁ、それなりの韓国ムードで多少エキサイトしたので、
「満足でしたか?」と聞かれれば「満足でした!」とハッキリ答えるでしょう。

—–

あー、眠い。もう看板でございます。只今午前3時50分でございます。
絶対にココまで読んだ方は居ないと思いますが、
もしそんな物好きの方がいらっしゃったら是非、ご一報いただきたいですな。
いや、口からでまかせの嘘です。かえって寂しくなるので、ご一報など要りません。

有り難うございました。
それでは、新しい月曜日を。
おやすみなさいませ。

メディア:
 

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