Theater

3月 15th, 2012
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『ヤング≒アダルト』
★★★★★
 
エレガントな夜に君だけを見つめて、ウイスキーをロックでカラーン。
『そんなに見つめないで、わたし…』
…とはいかず、「ウイスキーはコーラで割らないと飲めまちぇーん。」という
まだまだ未熟な大人でごじゃいまーちゅ。
コーラ割り2杯目、只今日をまたぎまして15日午前0時11分でごじゃいまーちゅ。
巷間ホワイトデーにはとりあえずノーコメントで、昨日(13日)に見た映画メモ。

—–

シャーリーズ・セロン主演『ヤング≒アダルト』を打ち合わせ帰りの日比谷で見ました。
ヤングとアダルトの間に入っている記号は何と読むか知りませんが、
どうやら邦題にしか入っていないようですな。

人間模様を描くようなドラマ系の映画は、その時の自分の年齢や環境、精神状態、
もしかするとその日の天気や時間帯によっても、
映画の印象がガラッと変わるなんて事がありますが、
まさにこの『ヤング≒アダルト』はそう言う映画です。
いや、ほんとそれは間違いないです。

監督はジェイソン・ライトマンちゅー人。
はい、ワタシ全然知りませんが、たまたま彼の前作『マイレージ・マイライフ』を見ていたので、
珍しく監督の名前なんかを調べちゃったりして。
まぁ『マイレージ・マイライフ』も今作同様見るタイミング次第で印象が変わる作品です。

ストーリーは、大人になれない大人の37歳“クソ女”の話。いや、マジで主人公メイビスはビッチです。
「マジか?コイツ、やばいやばい。」ってな感じで、グイグイ持ってかれます。
が、しかしですよ、見ていると、何となーく自分にも見に覚えがあるようなことを
ちょこちょこやるんですな、このビッチ女が。
「あれれれ?なになに?俺って、もしかしてもしかすると、このクソ女寄りの線?」
「俺ってバスタード?」なんつって思い始めちゃったりして、
主人公メイビスが溜まりにたまった不満や彼女の過去をブチまけるシーンなんか
「分かった分かった。もう、お前の気持ちはわかったから、やめてやめて!だめだめ。もう、痛い痛い!」つって
ホント見聞きするのが辛く、苦笑しかできない。

予告編の最後には「あなたはワタシを笑えない」なんてキャッチが入るけど
まさにそんな感じで、「ワタシは全面的にメイビスを笑えません。」つって
まんまと乗っかっちゃった口です。
とは言え、ワタシと180度真逆で「は?なんだよコイツ。言ってる意味マジわかんねぇし。
ってかマジで、コイツ何やってんの?なに正気?」って柳眉を逆立てて怒っちゃう人もいるでしょうな。
だ・か・ら、面白いじゃないですかね、こういうの。

特に30代、さらに限定すれば35歳から40歳は何かしらキャッチするんじゃないでしょうか。

—–

昨日は打ち合わせの行き帰りで水野晴夫氏似のオヤジを2人も見かけました。
「もしや、何かあるか?」と思っていましたが、今晩大きい地震がありました。
コーラ割りが回ってきましたかね。
只今15日午前0時56分でございます。

確実に来る朝の、ピースフルな目覚めをアナタに。
おやすみなさいませ。

音楽:ロルフ・ケント

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