ラストタンゴ・イン・パリ

ラストタンゴ・イン・パリ
3月 17th, 2013
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1972年のイタリア映画。

なぜこの映画が自分のチェックリスト(ラジオで聞いて気になった映画や知人オススメの映画をメモしている)にリストされていたのか、記録した記憶も消え、今やもうどうでも良いことだが、TSUTAYAで借りてきた。
DVDには何やら“無修正版”などと怪しげなワードが印刷されていて、なんだかやや期待したりして見始めた。

まあエロ動画当たり前の昨今では「刺激が足りねぇ!」「全然息子が反応しねぇよ!」などと男性諸氏は不平不満雨あられでしょうが、1972年当時にしては(今でもなかなかお目にかかれない)生々しい性描写が含まれていて、かなりセンセーショナル。そのためにイタリア本国では封切り後すぐに上映禁止、そして内容が卑猥すぎるということで裁判へ発展と大変だったらしい。

しかし見始めたら“無修正版”だとかヘアーだとか丸見えとかセックスだとかアナルセックスだとか、そんなのはどうでも良くなって、それよりもなによりもとにかく絵がきれいで惚れ惚れした。カメラのアングル/構図そして陰影の強弱が素晴らしいライティング、鏡を使った描写、すべてがまさに動く写真を見ているようだった。当時のパリの町並み、主人公が住むアパート、アパートのエレベータ、部屋の間取り、映画のなかのパリはマジで最高で、現在でもあのような町並みや建物が現存しているのかどうか分からないが、あるのであればパリには行かなくてはならない。目指すはビル・アケム橋だ。

映画冒頭のタイトルバックでフランシス・ベーコンの絵画が挿入されている。
現在開催中のフランシス・ベーコン展に行かねば。

つーか、映画好きには当たり前な映画なのね。出会えて良かった。

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もう一度見たい!:★★★★★
メディア:DVD
 
監督/脚本:ベルナルド・べルトルッチ
 
出演者:マーロン・ブランド、マリア・シュナイダー、ジャン=ピエール・レオ
 
撮影:ヴィットリオ・ストラーロ
公開:1972年

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