日常的にHip Hopを聞いている訳ではなく、ラジオで時折流れているのを半分上の空で聞いている程度の知識量で、自分でも明白に「これはかなり気高い山だぞ。」とは知りつつも無謀にもアタックした。
スヌープ・ドッグは名前しか知らないので、「スヌープ・ドッグ改めスヌープ・ライオンになりました!」とか言われても、こちらは「はい、そうですか。ご苦労様。」としかリアクション出来ない状態でしたが、劇中でスヌープ・ドッグのヒストリーが説明されるので、無知な俺でも楽しめる映画になっていた。それからかろうじて、レゲエ音楽を少し聞くので、それも良かったのだと思う。
しかし、Hip Hop好きの方はいろいろと思い巡らす部分があるのだとは思うのですが、何せコチラはズブズブの素人なので、最終的なこの映画の印象はガンジャの煙しか残りませんでした。自分はタバコを止めてかなり経つので、もう映画で喫煙シーンが描かれてもタバコを吸いたいと思わなくなりましたが、今回はなんだか少し違う煙を体に入れたくなりました。もう、とにかくガンジャ。ガンジャの煙がスクリーンから漏れ伝わり、観客全員フーラフラ。「スヌープ・ドッグならぬトリップ・ドッグはたまたスリープ・ドッグ。なんちゃって。」とか、口から出てしまうほど脳がクラクラでした。
国が変われば「自分はラスタファリアンだ!ガンジャは聖なるものだ!」とか言ってプカプカご陽気ですが、この国ではそんなことを言っても御用御用で警察のご厄介になってしまう訳でして、水も変われば文化も違う。面白いですなぁ。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 もう一度見たい!:★★☆☆☆ 場所:シネマライズ、渋谷 監督:アンディ・キャッパー 出演者:スヌープ・ライオン(スヌープ・ドッグ)、ドクター・ドレー、ディプロ、バニー・ウェイラー、ダミアン・マーリー 公開:2013年 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。