Two men

1月 21st, 2012
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金曜夜、「あぐぐぐぅ、今日は徹夜だぁーーー!」と天を仰ぎ、
うなだれる2人のサラリー戦士と夕飯を共にしました。

刀削麺とビール付きセットを3人で流し込みまして、
勢い余ってビールをもう一杯づつ、おかわりしました。
そうなれば、愚痴と悪口トークに花が咲くという、毎度の流れになるのであります。

彼らにとっては徹夜前の束の間の休息ということで、
自分は聞き役に徹するべきところを、我慢出来ずに一緒になって、
と言うか、なんでしょう。彼ら以上に吐き出すのであります。

「一週間に一度の徹夜は当たり前でしょう。」と涼しい顔で言って退ける、
彼らは本当のおバカであります。
“責任感バカ”とでも言うのでしょうか。
それに比べ自分はただのバカなので、そんな偉業は出来る訳は無く、
毎回文句タラタラ言いたい放題の楽な立ち位置で上から目線の若輩者なのであります。
とか、そんなことはすべて承知の上でも、
彼らは文句1つ言わずプロジェクトマネージメントとスケジュール調整をするのであります。

トークも一段落して「さてと、行きますか?」と席を立つ時に、
真っ先に自分が伝票をサッと取って、そそくさとレジに向かうのが筋というものですが、
結局割り勘で済ませてしまい、自分はまさに畜生であります。
浅ましいとはこのことでしょう。

NHK朝の連ドラの「カーネーション」は今までのものとは一線を引く傑作ですよとか、
彼らにとって、まったく無意味な情報を得意げに語っていた自分は何者なのでしょうか?

心底、ご苦労様。
ありがとうございます。
ただのバカから本当のバカへ。

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