原題:We Bought a Zoo(ど直球のタイトル)
コラムニストのベンジャミン・ミー(イギリス人)という方が閉園状態の自然動物園を購入し、園内の住宅に家族とともに暮らすという回顧録が元になっているらしい。
実際には“ずぶの素人”が試みる動物園購入の難しさと動物園の維持、開園までの準備など様々なトラブルがあったのだろうが、この映画はそこにあまりフォーカスせずどちらかというと“家族の絆”を主にしてた。もう映画を見ながら「これってアレじゃん!」「五郎と純じゃん!」と連ドラ時代の『北の国から』における五郎と純そして蛍の関係に非常に似ていると思った。
推測するに映画の尺の関係上かなり話をカットして話が簡素になっているように思えた。開園までに起こった出来事は満載だったはずだし、家族の事も描かなければならずで、これを丁寧に描いていてはそれこそ連ドラ並に時間が必要になってしまうので、それぞれのイベントは少々淡白にあっさりと描かれ、できるだけたくさんの話を盛り込んだという印象だった。なので、全体的に“出来過ぎ感”漂う流れだった。
時折挿入されるクラシックロックも奇をてらった感じでムズムズした。
「若い頃、自分探しの旅と称して遊び回ったが、そこから学んだものは結局“人恋しさ”だけだった。」とベンジャミンの兄貴が言っていたこの台詞は欧米感あふれる言い回しでニヤッとした。
※飼育員の彼が『あの頃ペニー・レインと』の主役の子だったとは、ウィキペディアで知った…。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 もう一度見たい!:★★☆☆☆ メディア:Blu-ray 監督/脚本:キャメロン・クロウ 出演者:マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、トーマス・ヘイデン・チャーチ、マギー・エリザベス・ジョーンズ、コリン・フォード、エル・ファニング、パトリック・フュジット 公開:2012年 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。